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歌謡曲コレクター
歌謡曲の録音・収集を始めたのは昭和40年頃からで、現在収集曲は90,000曲。収録歌手は8,300人になりました。
さまざまな曲の中から毎年テーマを決めてご紹介しています。
過去に「美声曲」「ユニークな曲」などを発表しました。
今回のテーマは「私の好きなB面曲」です。
レコードにはA面とB面があり、2曲レコーディングして売れそうな曲をA面にしてプロモーションします。放送局でもA面曲だけしか流さないのでB面が陽の目を見ることはほとんどありません。
しかし、AMラジオの頃はA面もB面もよく放送されていました。
せっかく2曲発売しながらB面で誰にも聞かれず埋もれてしまうのはとてももったいないことです。機会があれば是非B面曲を探して聞いてみてください。
私の好きなB面曲


『涙とともに』
黒沢明とロス・プリモス
この曲は黒沢明とロス・プリモスがナイトクラブなどに出演する際のテーマ曲として作曲家の中川博之が作り、次のレコードジャケットにある通り最初はA面の曲として発売され『ラブユー東京』がB面でした。半年後に『ラブユー東京』の人気が高く、AB面を入替え、ジャケットも変更して再発売。
『ラブユー東京』はちょうど始まったばかりの業界紙「オリコン」のヒットチャートで第1位を獲得した。
途中からB面曲となった『涙とともに』は『ラブユー東京』のような派手さはないが起承転結の4行詩で何回聞いても飽きないような名曲である。
※黒沢明とロス・プリモスのファーストアルバムとセカンドアルバム(紙ジャケ仕様CD)の解説文を「江仙」の名前で書いたことがあります。

『遠い旅路』
あおい輝彦
A面はテレビ「雪姫隠密道中記」(片平なぎさ主演)の主題歌で、B面の『遠い旅路』はジャケットには挿入歌とあるが実際の番組では歌なしの演奏でのみ何回か流れただけだった。
いかにもB面曲といった感じのあおい輝彦のしっとりした歌い方が気に入っている。

『伊豆の踊り子』
原 美登利
デビュー曲の『小麦色の少年』に次ぐ2枚目のシングル。渡辺プロ期待の新人だった。
B面の『伊豆の踊り子』はちょっと演歌的な雰囲気の混ざった歌謡曲。私の好きな曲ベストテンにいつも入っている曲です。

『東京で二人』
三田 明
私の好きな青春歌謡の三田明。吉田正の青春歌謡は橋幸夫、三田明、久保浩、吉永小百合、光宮正などがいるが、一番フィットしていたのは三田明だと思われる。月刊明星の昭和41年5月号に『東京で二人』をステージで特に力を入れて歌っていて、歌の実力を十分発揮していると書かれている。落ち着いた歌い方でとてもいい曲です。

『札幌の星の下で』
黒沢明とロス・プリモス
ヒットしたA面の『君からお行きよ』の陰にかくれて知らない人が多いと思われるが、A面にしてもいいくらいの素晴らしい曲です。

『この胸を抱きしめて』
エリカ
アポロンが力を入れていた歌唱力のある歌手で、ELIKAは島影江里香の名でこの曲の作詞もしている。
弾むような名曲『ミッドナイト・パーティー』のB面曲だが、こちらもたたみ掛けるような迫力のある素晴らしい曲になっている。

『さよならは美しく』
安達 明
『女学生』のヒットでお馴染みの安達明。
A面の『昭和少年ぶし』は全くヒットしなかったが、B面の『さよならは美しく』は遠藤実作曲の名曲。聞いていて局面が次々と変化する・・・そんな感じのカッコイイ曲です。

『恋人たちがいる舗道』
あべ静江
デビュー曲『コーヒーショップで』に続く2枚目のシングル。ヒット曲『みずいろの手紙』のB面曲ではずむような曲も良いが、なにより声の響く美しさがすばらしい。

『みち潮』
瀬口侑希
B面曲の『みち潮』だが、曲の途中から調子が変わり一語一語力強く歌いかける歌い方がなかなか印象的でいい。
『天人峡恋唄』
三條正人
鶴岡雅義と東京ロマンチカのメインボーカルで一世を風靡した三條正人がソロ歌手で発売した『おんなの生命』のB面。船村徹の作曲とは思えない軽快な流れるような心地よい曲です。
その他の私の好きなB面曲を以下に記します。
★『花しぐれ』 天童よしみ・・・A面「妻恋酒」
★『梅の実』 荒木一郎・・・A面「ギリシャの唄」
★『真赤な花を黒髪に』 久保 浩・・・A面「恋物語」
★『大阪の灯』 春日八郎・・・A面「あの星と語ろう」
★『SWEET MEMORIES』 松田聖子・・・A面「ガラスの林檎」
★『道を求めて』 高木麻早・・・A面「想い出が多すぎて」
★『レンガ通りの恋人たち』 岩崎宏美・・・A面「女優」
★『抱擁』 箱崎伸一郎(晋一郎)・・・A面「熱海の夜」
★『息子へ』 芦屋雁之助・・・A面「コップ酒」
★『風と涙』 岩渕リリ・・・A面「あなたを夢みて」
★『真一文字』 KayoMayo・・・A面「夢津軽」
★『星の話』 高原みどり・・・A面「サバサバサンバ」
★『タッチ・アンド・ゴー』 三田 明・・・A面「恋のアメリアッチ」
★『夕陽は赤く』 加山雄三・・・A面「蒼い星くず」

オールディーズ
私が音楽に興味を持ったのはAMラジオから聞こえてきたコニー・フランシスの『可愛いベイビー』(日本語)が最初でした。その当時から数年間だけは歌謡曲に転向する前なので詳しく知っています。
私の好きな20曲
1.可愛いベイビー(日本語)(コニー・フランシス)
2.白い渚のブルース(アッカー・ビルク)
3.ワン・ボーイ(ジョニー・ソマーズ)
4.恋の呼び声(クリフ・リチャード)
5.夢のデイト(コニー・フランシス)
6.イチゴの片想い(ナンシー・シナトラ)
7.ジョニー・エンジェル(シェリー・フェブレー)
8.恋の1/2(ジーン・ピットニー)
9.モスコーの夜は更けて(ケニー・ボールと彼のジャズメン)
10.恋のほのお(エジソン・ライトハウス)
11.霧の中のロンリー・シティ(ジョン・レイトン)
12.ボーイ・ハント(コニー・フランシス)
13.レモンのキッス(ナンシー・シナトラ)
14.悲しき雨音(カスケイーズ)
15.リバティ・バランスを射った男(ジーン・ピットニー)
16.ムーン・リバー(アンディ・ウイリアムス)
17.悲しき慕情(ニール・セダカ)
18.太陽はひとりぼっち(コレット・テンピア楽団)
19.恋はボサノバ(イーディー・ゴーメ)
20.グッドバイ・ジョー(アルマ・コーガン)
駒師江仙 YouTube
YouTubeに昔担当した歌手の歌や珍しい音源、自作曲10曲を登録しています。「駒師江仙YouTube」と検索してください。
3.愛は愛(巡音ルカ)
00:00 / 03:35
6.赤信号(ルカ)
00:00 / 04:25
10.可憐な花(ルカ)
00:00 / 03:07
歳の離れた人を慕う三連の曲。駒師江仙が作詞作曲した一番評価の高い代表曲。
駆け落ちの行く手に灯る赤信号。語りかけるような歌と不気味な女声コーラス。
ロス・プリモスのようなムード歌謡。都会の明と暗に翻弄される女性を描いた作品。
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