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園芸
園芸に興味を持ったのは2008年からです。庭改造計画に取りかかり、果樹の栽培を始めました。
最初は柑橘類を中心に栗、柿、イチジクなど 。そのうち市場に出回らない果樹のほうが作り甲斐があるということでアボカド、ポポー8品種を手がけ、さらにシークヮーサー、アテモヤ、フェイジョアなどの熱帯果樹にも挑戦しています。
次の表は扱った果樹の種類と年度。
果実を収穫できたケースもけっこう多かったのですが、途中で枯れたり撤去したものも多数あります。

◎シークヮーサー
沖縄で有名だが神奈川県でも地植えで容易に栽培できる。
柑橘類なので意外と寒さにも強く、冬に葉が枯れることもない。弱点は「ミカンハモグリガ」の被害を受けること。毎年6月下旬頃から「ミカンハモグリガ」が発生し、主に新葉が食害されだめになってしまう。一番被害の多いキンカンとは花の咲く時期が違うのでダメージは少ない。
酸味は冬に向かい表皮が黄色くなるにつれ減ってゆくので、12月下旬頃になれば蜂蜜を加えなくてもそのままジュースにして飲める。


翌年の春頃になれば完全なオレンジ色のミカンのようになり味もかなり甘い
2020年・・・57個
2021年・・・30個
2022年・・・58個
2023年・・・118個
2024年・・・240個
フェイジョア
◎花柚子(ハナユズ)
ユズよりは一回り小さな実ができる。
「桃栗三年柿八年、ユズの大馬鹿十八年」と言われるくらいユズは実が簡単にできないらしい。
2016年庭から玄関に移植したものの4年間実が成らず、「レモン・柑橘の肥料」をやったところ翌年初めて3個実が成り、その後爆発的に結実している。
2022年・・・109個
2023年・・・200個以上
2024年・・・200個以上


◎キンカン
「タマタマ」と言う登録品種のキンカン。隣接して2本植えてある。実は大きくないが豊産性でたくさん獲れる。ハモグリガの被害がけっこうあり、そうか病にもかかっているので消毒しないといけない。
◎ポポー
一時「幻の果実」とも言われたポポーを手がけたのは2009年から。市販していないフルーツを作りたかった。しかし結実した当初は味がまずくてがっかりした。3年後には甘くおいしくなり、木の成熟とともに味が変化することがわかった。
栽培した8品種を食べ比べてみると、美味しさは「サスケハンナ」がトップで、以下「マンゴー」「ポトマック」「シェナンドー」の順。既に「スイートアリス」「NC-1」が枯れてしまい、ここ3年間花芽の数が減ってきているので対策が必要。どの品種も甘くて味については問題なし。

ポポーの花。(※真下から撮影)
黄緑色からこの色に変わります。花が下方に向いているので人工授粉しないといけませんが、やれば90%以上の確率で成功。
収穫は8月下旬~9月中旬が多い。
2015年・・・88個
2016年・・・72個
2017年・・・62個
2018年・・・101個
2019年・・・161個
2020年・・・79個
2021年・・・77個
2022年・・・24個
2023年・・・25個
2024年・・・不明

◎アボカド
AタイプとBタイプのアボカドが隣接していないと受粉・結実できません。「ハス」はAタイプ、「ベーコン」はBタイプでどちらも大木に成長している。
樹勢がすごく強く、どんどん上方へ幹や枝が伸びて行ってしまう。5月頃花がたくさん咲き「ハス」の花粉で「ベーコン」が結実するパターンです。初めて結実するまでに8年かかりました。「ハス」は冬になると寒くて枝が枯れてきますが「ベーコン」は耐寒性があるので寒さでは全く枯れません。
緑色の実は280g~350gあり、皮もうすくて市販のものよりずっと美味です。
収穫は11月下旬~1月初旬くらい。
2019年・・・5個
2022年・・・2個
2023年・・・11個
2024年・・・18個

◎フェイジョア
2020年に「アポロ」「トラスク」「クーリッジ」の大苗を記念植樹として庭に植えたところ、翌年から結実。樹勢が強くタテにもヨコにも広がってゆく。「アポロ」は特に枝が暴れがち。熱帯果樹にしてはかなりの耐寒性があり、神奈川県なら地植えで栽培が容易。5月に白い花びらの赤い花が咲く。花びらは食用で少し甘い味がしておいしい。収穫は10月下旬~12月初旬まで。年々果実のサイズが大きくなってきているので楽しみ。


2022年・・・87個
2023年・・・256個
2024年・・・208個
人工授粉する方が確実。
果実がまん丸な形の「トラスク」。
味は「アポロ」のほうが上かも。
赤シャカトウ (2024年1月)
◎アテモヤ
シャカトウ(バンレイシ)とチェリモヤを掛け合わせた品種。どちらかというとチェリモヤの性質を多く持つと思われる。2021年に苗木2本を入手。主枝が二本で樹高が低いがすごく枝分かれしているものと、主枝が一本で樹高が伸びたものとがある。熱帯果樹だが意外と暑さを苦手としているところもあり、なるべく30℃以上にならないよう調整している。何回か花芽はつくが落ちてしまう。

左側が背の低い方。右側が背の高い方。どちらも7号スリット鉢で、根が多いためか移動するにもかなり重い。2025年は8号か8号ロングポットに鉢替えする予定。
一年中室内で管理。夏は冷房、冬は暖房(エアコン+ヒーターマット)を入れる。
不織布で遮光し、室内育成ライトも使用。
◎シャカトウ
石垣島で食べたシャカトウの味が忘れられず、何とか栽培できないかと何回かチャレンジしているが沖縄との気候風土の違いは大きく、何度も失敗して枯れさせている。シャカトウかアテモヤを結実させて食べるということを残りの人生の目標にしている。樹勢が弱く、調子が悪くなるとすぐ葉が茶色くなったり落葉してしまう。


石垣島から取り寄せたレッドアテス(赤シャカトウ)。
樹高は5cm伸び主枝は左右に伸びたが、長すぎるため先端を切った頃から調子が悪くなり、冬の休眠期ということもあり葉が次々と茶色くなり落葉している。
中央に近い部分では新芽がいくつか見られるので枯れることはないはずだが要注意の状態にある、
現在の状態
2024年1月の状態
◎ホワイトサポテ
白サポテとも呼ばれる熱帯果樹。国華園から取り寄せたところ苗木の形があまりにひどくしかも次々落葉して丸坊主になったのでよほど返品しようかと思ったが、その後葉が次々と出て来たので思いとどまった。横一方向にしかも1本しか枝がないというとんでもない形をしているので、なんとか樹形をまともな形にしたいと陽の当たる方向を調節しているが全く効果なし。手を広げたような形の葉が枝から出て来るがどう摘芯したらいいかわからない。栽培している人の情報もほとんどない。熱帯果樹の中では耐寒性が多少はあるようで、現在の所室内で寒さによるダメージは受けていない。


国華園ともあろう会社がこんなひどい形の苗木を販売しているとは・・・しかも高価なものなので残念だった。
他で販売されている苗木の写真を見るとこうはなっていない。1本しかない主枝が斜めにヒョロヒョロ。誰でも怒ると思う。
葉はたくさんあって元気だが、相変わらず一方向にしか枝葉がない状態は改善されていない。
今後に期待するしかない。
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